モデル考古学 · 20
KataGoの答えに賞味期限はあるか
同じ局面でもネットワーク、エンジン、探索量、対称方向を変えると第一候補が動きます。解析条件を先に読み、古い結論を維持・注記・退役のどれにするか判断します。
答えは座標一つでなく実行条件の集合
KataGo出力はnetwork、engine版、rules、komi、search budget、対称性、random設定に依存します。「Q10推奨」だけでは再現に必要な条件がほぼ残りません。
同じ盤面で二つの解析条件を並べ、座標以外の違いも見ます。 raw policyと探索第一候補を分離する
公式説明ではsearchはraw policyを書き換えず、order=0は探索後の順位です。別領域を選ぶことがあるためmodel driftとsearch driftを分けます。
Aはnetworkの第一感、Bはsearch後のorder=0で、問いが異なります。 architecture変更は一visitの価値を変える
KataGo 1.17はTransformerを従来のconvnetよりvisit当たり強く、しばしば高速と説明します。同じvisitsでも計算量と判断品質は一致しません。
同一visitsを同一計算とせず、architectureと実時間も保存します。 network Eloはtraining run内で読む
公開archiveは歴史checkpointを残す一方、近似Eloはrun間比較不能で約2 sigmaの不確実性があると注意します。日付とidentityを使い、偽の一本線を作りません。
checkpointをrun別laneに置き、比較不能なEloを一本へ接続しません。 対称性は最も安価なstress test
nnRandomize、root symmetry、visitsを固定し八つの盤面対称を調べます。第一候補が割れるなら旧modelの誤りでなくsearch不安定と表示します。
等価な八方向が同じ候補clusterへ戻らなければ定論には早い状態です。 新旧二択でなく三つの期限状態
座標は同じで理由だけ変化、近似同価の中で座標移動、局所結論の真の反転を分けます。それぞれ維持、注記、退役に対応します。
維持・注記・退役は単なるmodel更新より編集判断に役立ちます。 結果の横に解析条件を残す
エンジン、ネットワーク、ルール、コミ、maxVisits、nnRandomize、rootSymmetry、日付、raw policy、order=0を保存します。更新後に同条件で再解析すれば、本当の変化と既定値の違いを分けられます。
完全な解析記録が古い画像を再確認できる結果へ変えます。
一次資料
旧AI解析の引用条件
- engineとnetworkを特定できる
- rulesとkomiを保存した
- raw policyとorder=0を分離した
- randomと対称条件を固定した
- 期限を新旧二択にしない